平成29年1月19日(木)
さいたま市美園コミュニティセンター(さいたま市)

実施日時:
平成29年1月19日(木) 15時00分~16時30分
実施場所:
さいたま市美園コミュニティセンター(さいたま市緑区大字下野田655番地)
次第:
健全な食生活と伝統的な食文化
   日本女子大学 家政学部 教授 高増雅子氏
味噌を作りましょう
   ファーム・インさぎ山 代表 萩原さとみ氏
参加者:
子育て中の親子40名(保護者20名、乳幼児20名)
募集方法:
会場近隣の子育て支援センターやさいたま市内の幼稚園にて案内文の配布。
講師であるファーム・インさぎ山のHPに掲載
講座内容
1.アンケートの実施
講座実施前に、参加者からアンケートに答えていただきました。設問数が多い中、ご協力いただきました。
2.挨拶 (事務局:町田弘恵)
講座趣旨などを説明しました。
講義の最中、子ども達がイスに落ち着いて座っていられないことがあるため、会議室に絨毯を敷き、そこに子ども達を集めました。
3.健全な食生活と伝統的な食文化
  (講師:日本女子大学家政学部 教授 高増雅子氏)
親(母)の食習慣が子どもの食習慣に影響することを説明し、食生活のポイントとして、朝食から1日の生活リズムを整えることなどを伝えました。
また、栄養バランスに優れた日本型食生活に欠かせない味噌について説明し、この講座で作った味噌で味噌汁を作り、お家で日本型食生活を実践してほしいとお話ししました。
熱心な参加者
熱心な参加者
 
4.味噌を作りましょう (講師:ファーム・インさぎ山 代表 萩原さとみ氏)
味噌作りは、赤ちゃんはおんぶ、幼児と保護者はエプロンと三角巾をつけ、衛生的な手洗いから始めました。
講座時間の関係で、事前に、萩原さんが大豆はゆでておきました。参加者は、米こうじと塩の分量を測り、ビニール袋の中で混ぜます。それをミンチ機でつぶした大豆に混ぜ、団子状に丸めます。容器に詰めて、表面に塩を振り、その上にラップをかけて、さらに塩をのせます。
「おいしくなーれ、おいしくなーれ」と歌いながら味噌を団子状に丸めている親子もいました。味噌ができるのを皆、楽しみにしていました。
会場の関係で、参加者が全員、調理室に入れなかったため、待っていただいている間、会議室では「てまえみそのうた」(農文協出版)についている味噌作りの歌と踊りのDVDを流し、子ども達は歌ったり踊ったりしていました。
講師の話を熱心に聞いて実践
講師の話を熱心に聞いて実践
 
おいしい味噌になりますように
おいしい味噌になりますように
 
5.閉会 (事務局:町田弘恵)
発酵途中で、カビが生えてしまったなどの質問があった場合は、事務局に連絡をいただければ回答することなどを伝えました。
事後アンケートは1か月後、参加者にメールでお送りし、ご回答いただきました。
また、食品の加工や伝統的な食文化を理解するため、味噌ができる過程を観察していただくことにしています。そのため、写真と観察レポートも1か月後にお送りいただきました。
 
◆味噌の観察レポート◆
参加者から味噌を仕込んで1か月後に、味噌の観察レポートをいただきました。その一部を紹介します。
・麹がつぶつぶと見えて膨らんでいるようです。匂いは、まだ味噌みたいではなく、甘酒のような匂いがします。
・お味噌の蓋を取り確認しましたら、容器との縁に、黒いカビのようなものがありました。スプーンですくい取り除きました。
・味噌の色が若干濃くなってきたような気がします。匂いは甘酒のような甘い匂いがします。
参加者からいただいた1か月後の味噌の写真
参加者からいただいた1か月後の味噌の写真