1.事業目的
東京近郊の高校生を対象とした農林中央金庫「現代高校生の食生活」(平成24年4月公表)によると、「朝ごはんを毎日家で食べる人」が72.5%で、食べないという人もまだ見られます。朝ごはんを家で食べない日があるという理由は、「起きるのが遅い」「食欲がない」などです。平成25年度「国民健康・栄養調査」より、朝食欠食率の移動平均値をみると、男女ともに15~19歳から増え始め、20~29歳がピークになっています。また、ひとりでごはんを食べる人は、「朝ごはん」44.7%、「夕ごはん」20.3%になっています。塾や部活動などで帰宅が遅くなっていることもありますが、家族で一緒に食べる習慣が薄れていることも見られます。料理や食べ物、食べ方については、「学校からの授業から学んできた」が40.0%(「現代高校生の食生活」)となり、学校でのアプローチも有効だと思われます。
そのため、食生活が乱れる時期に入っていく高校生を対象に、生活習慣の改善、食への意識の変化のよる朝食摂取や共食の回数等の改善につながる取組みを学校現場で行いました。特に、今後の波及効果を考え、高校生でも日本の農業の未来を担っていく農業高校の生徒を対象としました。
そのため、食生活が乱れる時期に入っていく高校生を対象に、生活習慣の改善、食への意識の変化のよる朝食摂取や共食の回数等の改善につながる取組みを学校現場で行いました。特に、今後の波及効果を考え、高校生でも日本の農業の未来を担っていく農業高校の生徒を対象としました。
2.実施内容
(1)対象
東京都立園芸高等学校 3学年食品科調理コース 生徒(女子5名、男子6名 計11名)
(2)実施授業
総合実習 火曜日2、3、4時間目 9時50分~12時40分(1時限50分授業) 4回実施
その他、昼休み、放課後等も活動
その他、昼休み、放課後等も活動
(3)事業成果の活用および普及
取組みは、全国の農業高校生が読む機関誌『リーダーシップ』冬号12月発行92,000部発行に掲載しました。また、高校生の食の問題点が解決でき、健全な食生活につながる話も記載しました。